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【小学生の弓道④】弓道が上手くなる方法

今回は弓道が上手くなる方法。について解説します。なお注意点としてあくまで「絶対」ではないということを理解頂いた上でお読み頂くと幸いです。


●指導者が常に見ているか?

勉強や仕事でも同じことかもしれませんが、監督者の目がある中で物事を行った方が緊張感があるはずです。普段から緊張した環境を作り、慣れる。ということは弓道では重要な要素だと思います。

練習では調子が良いのに、本番で上手くいかないという選手をよく見ますが、そのほとんどが普段から大会と同じような緊張感で練習をしていないことにあると思います。環境を作ることの大切さと言えるでしょう。


●弓具にお金をかけることができるか。

私は仕事柄、多くの学生と接する機会があります。当然ですが強豪校と弱小校の違いにも気付きます。

最大の違いは弓具にお金をかけているかどうかです。弓道は道具を使う競技です。モノ無くして戦うことはできません。ここで結局「金」か?と思われるかもしれませんが、強豪校の学生が特別お金持ちのご家庭というわけではありません。むしろ普通のご家庭出身の方が多い様に感じます。私が申し上げたいのは優先順位を弓具にしているか否か。ということです。例えば弱小校の学生が弓具にお金をかけられない訳ではありません。むしろ「弓道以外の趣味」にはしっかりお金を使っていることがほとんどです。私は以前、ある学生達に弓具を新調することを勧めました。と言うのも、学校の使い古された弓を使い、羽はボロボロの矢、カケもサイズが合っていない。という状況を目の当たりにしたからです。費用がかかるのは当然ですが、少し努力することで買えないことはないはずです。一生に一度しかない学生生活をせっかくなら良い結果で終えて欲しいと思う私としては、ここでお金をかけないのはもったいないと感じます。

ちなみに、これはゆみやさんの小学生、中学生の弓道教室でも同じことが言えます。時折、もう少し安く教室で習えないか。といった相談がありますが、私どもの教室は自身で弓具を買い揃える費用分くらいの教室料金に設定しています。つまり費用は妥当だということです。もし経済的な事情があるのであれば一度相談頂きたいと思いますが、決して難しい金額だとは思いません。むしろお子様を弓道教室に通うことをきっかけに家計の見直しをしてはどうでしょうか?意外とムダを減らせば費用は捻出できたりするものです。私は酒、たばこ、ギャンブルの類はやらず、趣味と言えば図書館で本を借りることと、身体を動かすことくらい。ほぼ毎日同じ質素な食事で生活し、お金がかかりません。これを読み、ギクッ!とするのなら、あなたのムダがお子様の可能性を狭めているかもしれないと反省するべきかもしれません。今すぐムダ使いをやめましょう。


●親は協力してくれているか?

親の協力は絶対不可欠です。と言っても手取り足取りマネージャーの様に手助けして欲しい。ということではありません。どんな時でも弓道に打ち込んでいるお子様を信頼して見守って欲しい。ということです。中途半端な関わりほど悪はありません。過干渉も足を引っ張ると思って下さい。

割と多いケースとして部活に打ち込んでいると学校の成績が下がるので部活は辞めて欲しい。という保護者様がおりますが、このセリフを言った時点で。。。あえてその先は申し上げませんが、良い結果は生まないと思って下さい。


とここまで弓道が上手くなる方法を解説しました。えっ?どこが上手くなる方法なんだ?と思われるのは当然でしょう。技術的な部分にフォーカスをあてるのでなく、私は環境こそ重要と考えているからです。諦めず、地道な努力は少なからず結果となります。頑張れる環境を作ってあげることが上達への道と思って頂けると幸いです。


次回は「体育が嫌いな子ほど弓道を」について解説します


著:指導責任者




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