新連載:小学生の弓道に関する記事をスタートします。
まずはこちらをご覧下さい。
これは全日本弓道連盟が令和4年時点で集計している全国の弓道連盟会員数の一覧です。
細かく読むのは大変です。ざっくり申し上げると日本全国の小学生弓道家はなんと「68人」です。

全国に620万人の小学生がいる中で、小学生弓道家は68人です。つまり約10万人に1人となります。
いかに少ないかがお分かり頂けるはずです。
なぜ少ないか、を私の経験や小学生の指導をしている先生から伺った話を元に解説します。
●弓道具がない
一番の要因は子供用の弓具がないということです。
厳密には「無い」ではなく「できない」が正しいと思います。
お子様がいらっしゃるご家庭ならお分かりかと思いますが、服や靴は毎年買い替えが発生します。
弓道具も同じです。成長に連れ買い替えが発生します。
ところが、服と違い弓道具は高額です。続けてくれるか分からないものにお金を出せるご家庭は多くありません。
となると、地域の弓道団体で弓具類を負担して欲しい。となるわけですが、体格が大きく異なる子供に合わせて弓具を購入するとなると、非営利の弓道連盟では限界があります。
その為、子供用の弓具を幅広く揃えるのは難しくなります。
●ゆみやさんでは
一方、ゆみやさんはお子様ひとりひとりに合った弓具を貸出しています。
弓、矢、弽もかなりの数を用意し、職人への依頼、自社で調整をしています。
自分達で申し上げるのもなんですが、日本一、子供用の弓具を所有しているのではないか。と思っています。専門店だからできること。ココに価値を見出して頂けたらと思っております。
次回は「お金を払っても弓道が始められるとは限らない」について解説します
著:指導責任者